Devarana Spa 〜テワラン・スパ〜
『雑踏のバンコクで体験する、究極のアジアンラグジュリーの巻』
「DEVARANA
(テワラン)」
(タイの古い言葉、サンスクリット語で「天上の楽園」を意味する。)
バンコクの中心地シーロム通りにある、タイ王室御用達5スターホテル「デゥシ・タニホテル」の中にそのスパはあった。以前からすごいスパを作っているらしい、という噂は聞いていたがいざ完成披露の資料に眼を通して驚いた!エントランスロビーだけでバレーボールが出来そうではないか!インテリアはどこまでもアジアンで、デゥシ・タニグループ初のスパ。これは大きな期待を持って出かけずにはいられません!
入り口はその名の通り「天上の楽園」に向かってそそり立つ白い階段が続く。この先には「美の殿堂」が
待っているのね、と思うと足取りは軽い。そして目の前に広がるバレーボールコート。ではなく、水をたたえた涼しげなフロアとそこに浮かぶキャンドルの光、さらにロビー全体を包むやわらかいアロマの香り。もう、既に陶酔。。。。観光客のあなたならここにたどりつくまでにカメラのシャッターを10回は押すにちがいない。ボーっとその雰囲気に陶酔している私の目の前に現れた女性が「こちらへ」と待合室へ案内する。いや、それにしてもなんていう贅沢なスペースだ。さすが地元デゥシ・タニがタイ王国のメンツをかけて(ホントか?)手がけただけある。と、そこへ本日のメニューの説明に先ほどの女性が再び現れる。用意されたお茶とお絞りを頂きながら、このスパのコンセプトなどを簡単に聞いた。
古いタイの文学に描かれた「天上の楽園」を忠実に再現しようとしたインテリア、アジア文化
のみならず西洋文化も取り入れたマッサージ方法、そこからテワランスパのオリジナリティーを追求し、お客様に究極のリラクゼーションをプレゼントしたい、とのこと。素晴らしい!
さて、そうなると困るのはメニュー選びだ。あれこれ指を加えてスパメニューを凝視していると、「テワランスパの最もベーシックでかつテワランの哲学を再現しているシンプルにしてザ・ベストな”テラワン・マッサージ(90分)”はいかがでしょうか?」と薦められる。ボディーメニューの中でも人気のあるものの一つで、簡単に言ってしまえば東洋と西洋の良いとこどりマッサージ。スウェーデン式、タイ古式、アーユルヴェーダ、指圧、そしてアロマテラピーとそれぞれを上手く融合しているオリジナルメニューなのだとか。もう、こんなゆったりした雰囲気の中ではあなたの言葉に従いましょう!深くうなずく私の本日のメニューは、「テワラン・マッサージ」に決定。使用するマッサージオイルのサンプルの中から、本日は「ロマンス」という名のオイルを選んで、エステティシャンの女性とマッサージルームへ向かった。
ロビーだけが広い訳ではなく、マッサージルームまでも長い道のりが続く。行けども行けどもたどり着かない。一体何部屋あるのか、今日のエステティシャン、Miss.
ソウに聞くと、スタンダードルームが9部屋、スチームサウナ・お風呂・シャワー等完備のデラックススイートが4部屋、グランドスイートが1部屋、とおまけに「ヨガと瞑想のお部屋」というのも備わっているらしい。ははあ。さて、やっとたどりついた本日のスタンダードルーム、窓から差し込む光と中庭のプールの水面がまぶしい。ソンさんがベットを整えている間に、例のごとく紙パンツとローブに着替えていざ、マッサージがスタートした。使われる化粧品は、先ほど選んだ「ロマンス」一つ。しかし、彼女のテクニックがそのロマンスにたくさんの役割を果たさせているかのような絶妙なマッサージが続く。時にはスウェーデン式に優しく、時にはツボを押さえて指圧を、といった具合だ。普段スポーツで鍛えている私の筋肉はいつしかゴムのように柔らかくされている。当然のごとく私はいつのまにか深い睡眠に落ちていった。マッサージは60分強続いた。終りの合図を夢の中で聞いた私は、「えー!もっともっとおお」とえげつない日本語を放ってしまったが、彼女は笑顔で部屋を去る。「お外でお待ち致します」。若い彼女、なかなかやるな。
部屋には特に化粧品の類は用意されていなかったので、持参の道具で簡単に身支度を整えて部屋を出ると、待ち構えていたソンさんが来た方向とは逆の進行方向に向かって歩き出した。マッサージ後の私は完全にふにゃふにゃで方向感覚がゼロに近く、奥へ奥へと進む彼女の真意がわからなかったがとにかく着いていくと、入り口にたどりついた!え?と思って見渡して判明。このテワランスパは、南国の緑が生い茂る中庭を囲むようにぐるりとまるでJR山手線のようにO字型だったのだ!おもしろい。
最後もハーブティーとお絞りをすすめられ、やっと意識が普通に戻ってきたところでお会計。本日は2、100バーツ(10%サービス料、7%税金・別)のお支払い。マッサージだけ、オイル1種類だけでこの値段?と少々高い感もあるけれど、サービスの良さ、エステティシャンの技術の高さ、そしてなんと言っても観光と想い出には不可欠のお写真の映り栄えの良さに満足されることは間違いない。また、メニューは当然のごとく多種類用意されている。フェイシャルにはオーストラリア製”ジュリーク”の自然化粧品を、ボディーにはフランス製の海藻を使った化粧品やテラワンオリジナルのタイハーブのもの、玄米のものなどさまざまな物を使用している。あなたの希望にあったものを選んでみると良いだろう。帰路は、ぜひこの重厚感あふれるデゥシタニ・ホテルの中を散策して、有名レストランにてお腹も一杯にして帰ることをお奨めする。
日本から観光で訪ねてくる友人には絶対ここを薦めてあげたい、と思ったのは言うまでもない。恐るべし、「テワラン・スパ」!
取材・執筆:Miyako.E 写真:Chika(avenu)
●この記事は2002年8月取材時のものです。その後の加筆・修正はしておりません。
●この記事は、記事の内容とまったく同じものが受けれることを保証するものではりません。 |
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